ACT3 宿敵
今頃になって気がつくなんて、私はなんて間抜けだったんだろうか……例えラインハルトさまにその気がなくっても穷遂、あんな無(wú)節(jié)操男に言い寄られては、気付かないうち丸裸にされてしまう养篓。ましてや戀愛事において够掠、全く鈍いと言っていいラインハルトさまなら、あの人にとっては赤子の手を捻るよりも簡(jiǎn)単な事だろう……
呟きの主试疙、ジークフリード?キルヒアイスは眩暈を起こしかけていた诵棵。
念願(yuàn)葉って、想い慕うラインハルトと相思相愛となり祝旷、早一年が過ぎていた履澳。相変わらずラインハルトの奧手ぶりが、二人の関係の進(jìn)行を阻んでいたが怀跛、一応は蜜月と言える日々を過ごしていた距贷。
そう、たった今キルヒアイスが周りの視線に気付くまでは吻谋。
キルヒアイスは軍務(wù)省のとあるサロンで忠蝗、ラインハルトの後ろにいた。ラインハルトは事務(wù)方の高官と話があるようで滨溉、なにやら手に持った書類を示して熱心に話をしていた什湘。
同じサロンには偶然なのだが、名だたる武將が居合わせていた晦攒。漁色家金銀妖瞳のロイエンタール闽撤、疾風(fēng)のミッターマイヤー、豬突のビッテンフェルト脯颜、ミュラー……哟旗。
ロイエンタールとミッターマイヤーは二人で話をしていたが、その他は別の人と話をしていた。だが闸餐、キルヒアイスは気付いてしまった饱亮。4人の視線がラインハルトに集中している事を。
ミッターマイヤーは純粋に舍沙、ラインハルトを見ているように思えたが近上、キルヒアイスに眩暈を起こさせたのは他の3人。特に漁色家金銀妖瞳のロイエンタールだった拂铡。
ロイエンタールは先日嵐の中壹无、友人のミッターマイヤーの助力を請(qǐng)うため、ラインハルトに會(huì)いに來(lái)ていた感帅。その時(shí)はラインハルトが現(xiàn)王朝について訊いたりするものだから斗锭、意識(shí)が全然別のところへ向いて気が付かなかった。が失球、しかし今のこの視線は間違いなく岖是、ラインハルトを狙っている。
ほかの二人もそうだ实苞。狙っているとは豺撑、無(wú)論暗殺の類ではない。この妙に熱く粘い視線は硬梁、間違いなく色戀沙汰のもので前硫、キルヒアイスは知らぬ間に、多くの戀敵が出現(xiàn)していた事に気付かされたのだった荧止。
キルヒアイスは無(wú)意識(shí)に、立つ位置を変えて皆の熱い視線を遮った阶剑。それに気が付いた者たちから跃巡、挑戦狀とも思える視線が一気にキルヒアイスに集中した。それに気付いたキルヒアイスも牧愁、負(fù)けじと気勢(shì)をはり挑戦狀を跳ね返した素邪。
雙方の間に見えない火花が散る…
「…イス、キルヒアイスっ猪半!」
振り返ると兔朦、怪訝そうな顔をしたラインハルトが立っていた。
「何かあったのか磨确?いくら呼んでも沽甥、全然気がついてない風(fēng)だったが」
色戀沙汰で張り合って、火花を散らしていたなどと言うことも出來(lái)ず乏奥、キルヒアイスは慌てた摆舟。
「いえ、何でもありません」
怪訝そうな顔のまま、ラインハルトは部屋を出ようと歩き出した恨诱。
「閣下」
キルヒアイスにとって媳瞪、出來(lái)れば避けたかった相手が、ラインハルトに近づいて來(lái)た照宝。ロイエンタールとミッターマイヤーが先日の禮も兼ねて蛇受、挨拶をしに近づいて來(lái)たのである。今までのキルヒアイスなら単に挨拶だろうと思えるのに厕鹃、今に至ってはロイエンタールに対して妙に身構(gòu)えてしまった龙巨。
「閣下、先日はありがとうございました熊响。何か閣下のお役に立てる事がありましたら旨别、何なりとお申し付けください。このロイエンタール共々汗茄、閣下の為なら身を厭いません」
ラインハルトは秸弛、辺りを憚って軽く頭を下げたミッターマイヤーの肩を叩いた。
「期待させてもらう」
ラインハルトは短く答えて洪碳、二人に目配せして頷いた递览。
キルヒアイスはロイエンタールの事が気になって、ずっとロイエンタールの方を見ていた瞳腌。
やがて二人の目が合った绞铃。
「卿は、いい上官を持って幸せだな……」
何処となく嫂侍、ひっかかる響きでロイエンタールが言った儿捧。いや、単にキルヒアイスだけが挑宠、意識(shí)するあまりそう聞こえたのかもしれない菲盾。
「……恐縮です……」
キルヒアイスの方も何処となく、ひっかかる響きで返した各淀。大人の余裕とでも言うのだろうか懒鉴、キルヒアイスにはロイエンタールが、自分を子供扱いして勝ち誇っているように思えた碎浇。それが临谱、また悔しくてキルヒアイスは苛立だった。
二人の間に奴璃、他人には見えない火花が散っていた悉默。
「あっああん……キルヒアイス…もっとやさしくして…」
リンベルク?シュトラーゼの下宿に帰った二人は、その夜同じベッドの中にいた溺健。
「何か麦牺、今日のキルヒアイス…変だぞ…んっ…」
頭の中から余裕で笑うロイエンタールの顔が離れないキルヒアイスは钮蛛、その夜何時(shí)になくラインハルトを抱きたい衝動(dòng)に駆られていた。
ラインハルトの中心のくびれに指を添えて、先端を口に含んで舌を絡(luò)ませると、戀人に亂れる様を強(qiáng)要した格仲。まるで、ラインハルトをこんな姿に出來(lái)るのは自分だけだと誇示するように甸饱。
「ああっ…ダメ…そんなにしたら…」
普段と違う攻められ方に、ラインハルトは翻弄されていた仑濒。全身を小刻みに震わせながら叹话、自分を見失いそうになるほどの快楽に浸っていた。
「あんっ墩瞳、キルヒアイス…いく…」
キルヒアイスの肩を強(qiáng)く摑んで驼壶、全身を張り詰めさせたラインハルトは、キルヒアイスの口の中で果てた喉酌。
キルヒアイスが热凹、果てたラインハルトの中心を清めるように丹念に舐め続けている間、ラインハルトは目を閉じ荒い呼吸を繰り返し泪电、ほどこされる余韻に浸っていた般妙。
思いがけず、キルヒアイスの舌が秘孔に觸れる相速。
ラインハルトが驚いて體を起こすと碟渺、キルヒアイスも慌てて顔を上げた。
ラインハルトの訴えるような瞳とぶつかる突诬。
「……まだでした…すみません」
最後までは苫拍、ラインハルトの心の準(zhǔn)備が出來(lái)てから、という約束になっていた攒霹。未だ許しもなく先走ってしまったキルヒアイスは怯疤、謝罪すると俯いて自分の服を探し始めた。
……自分は焦っている…思いがけずライバルが多い事に気がついて催束、二人の関係を一刻も早く確固たるものとし、誰(shuí)一人入り込む余地のないものとしたい伏社。キルヒアイスは抠刺、無(wú)意識(shí)うち、そう焦っている自分に気がついた摘昌。
先ほどの性急さとは打って変わり速妖、元?dú)荬韦胜ぅ毳谣ⅴぅ工螛斪婴恕ⅴ楗ぅ螗膝毳趣献苑证搐坤嗽Sしを出さない事に聪黎、キルヒアイスが怒っているのかな罕容、などと考えていた。
ここは、何とかしてキルヒアイスの機(jī)嫌を修復(fù)しなければ锦秒、とベッドの端に腰掛けて服を著ようとするキルヒアイスの手を止めた露泊。その手から服を取り上げてベッドの端へ放ると、背中から両手を回して抱きついた旅择。
キルヒアイスの首筋に優(yōu)しく噛み付いて惭笑、回した手でキルヒアイスの乳首を細(xì)い指先で挾むと、首筋から順に肩生真、鎖骨へと唇を移動(dòng)させていった沉噩。
ラインハルトはベッドから降りると、キルヒアイスの足の間に跪いた柱蟀。
小さく隆起したキルヒアイスの乳首に唇を寄せ川蒙、軽く歯を立てて舌で転がす。手を伸ばしてキルヒアイスの中心を握り长已、細(xì)い指で裏のくぼんだ所を起用に刺激し始めた畜眨。手の後を追うようにラインハルトの舌が下っていき、すでに固くなったキルヒアイスの中心に觸れると痰哨、躊躇する様子もなく両手を添えて口いっぱいに頬張って胶果、頭を上下に動(dòng)かし始めた。
キルヒアイスの手がラインハルトの頭に添えられる斤斧。輝くような金髪を揺らして早抠、一心にキルヒアイスの中心を含む姿は、それだけでひどく官能的でキルヒアイスを感じさせた撬讽。
「ラインハルトさま…そろそろ蕊连、いきますよ……」
咥えたまま頷くと、吸い上げながら更にキルヒアイスを舐めた游昼。やがて甘苍、キルヒアイスの中心が大きく張り詰めて、ラインハルトの口腔內(nèi)へ精液を放った烘豌。
気持ちよかった载庭?と問うような顔で、ラインハルトがキルヒアイスを見上げると廊佩、飲み仕損じた精液が囚聚、ラインハルトの唇の端を光らせていた。その事に気付いていないラインハルトは标锄、唇を光らせたまま恥ずかしそうに微笑んでいた顽铸。キルヒアイスは苦笑いを浮かべて、ラインハルトの唇を拭った料皇。
反射的にキルヒアイスはラインハルトを強(qiáng)く抱き寄せた谓松。
高々星压、ライバルが増えたところで、あのラインハルトが自分以外の人間に鬼譬、靡くことなどあり得ない娜膘。なぜその事が分からないのか。ラインハルトにとって自分が一番であると拧簸、なぜ自信が持てないのか劲绪。キルヒアイスは、ラインハルトがこんなに応えてくれるのに盆赤、自分一人焦っていた事を悔やんでいた贾富。
出來(lái)る事なら、皆の前でラインハルトは自分のものだと宣言したい牺六。そうすれば変にちょっかいを出す者も減るだろうに……キルヒアイスは抱きしめる腕に力を込めた颤枪。
ラインハルトは急に抱きしめられて戸惑っていた。だがこの様子では淑际、取り敢えずキルヒアイスの怒りも靜まったのだろうと安心して畏纲、抱きしめられる心地よさに體を預(yù)けた。
信じなければ……ラインハルトさまにとって自分が一番であると……キルヒアイスは春缕、そう心に言い聞かせて眠りについた盗胀。
數(shù)日経って、またもキルヒアイスは嫌な相手に遭遇した锄贼。
軍務(wù)省の廊下の角を曲がったところで票灰、ラインハルトとロイエンタールが親し気に話していた。ラインハルトはキルヒアイスの存在に気が付くと宅荤、振り返って今話していた事を話しかけてきた屑迂。
キルヒアイスは、ラインハルトの後ろに立ち冯键、自分を挑発するように見るロイエンタールが気になって惹盼、ラインハルトに言葉にも上の空で相槌を打っていた。
ロイエンタールはキルヒアイスの視線に惫确、唇の端でニヤリと笑って見せると手报、キルヒアイスを見據(jù)えたまま、ラインハルトに觸れないスレスレの位置で改化、くせのある金髪にキスする真似をした昧诱。
瞬間、キルヒアイスの眉間に皺が寄る所袁。
キルヒアイスの反応に気を良くすると、今度は金髪に觸れる真似をした凶掰。
反射的に燥爷、キルヒアイスはからかわれていると知りながらも蜈亩、我慢できずにロイエンタールの腕を摑んだ。
ラインハルトが驚いてキルヒアイスを見る前翎。
「…いい加減にしていただけませんか稚配?ロイエンタール少將」
両者の視線が鋭くぶつかりあったまま、キルヒアイスは摑んだままの手をゆっくりと下ろした港华。腕の拘束が解かれると道川、ロイエンタールは赤くなった手首をさすりながら苦笑いした。
「……卿は面白い男だ」
ラインハルトは立宜、怪訝そうに雙方の顔を見ていた冒萄。どう見ても、友好的な雰囲気とは言いがたく橙数、今から一緒に王朝を倒そうという同士なのに尊流、なぜこうも仲違いしているのか分からないでいた。
取り敢えずこの険悪な雰囲気を収拾しようと灯帮、自然と言い易いキルヒアイスへ制止の言葉が出た崖技。
「キルヒアイス、いい加減にしたらどうだ钟哥。ロイエンタール少將に失禮じゃないか迎献。突然の非禮を謝れ」
理由など分からないラインハルトには、當(dāng)然の言動(dòng)と言えるかもしれないが腻贰、キルヒアイスにとっては屈辱極まりない言葉だった吁恍。
「…こればかりは謝れません」
ラインハルトさまもラインハルトさまだ。事もあろうにロイエンタール少將に味方するとは银受。無(wú)防備に誰(shuí)彼無(wú)しに笑いかけたりするから践盼、無(wú)節(jié)操な男をその気にさせるんですよ……キルヒアイスは筋違いと思いながら、ラインハルトへも怒りの余波を向けた宾巍。
理由の説明もなく咕幻、あっさりと自分の意見を否定されて、ラインハルトもカチンと來(lái)た顶霞。
「勝手にしろ……だがなキルヒアイス肄程、お前がどう思おうとロイエンタール少將は、俺の大切な同士だ选浑。お前のせいで失うような事はしないでくれ蓝厌!」
そう言い放つと、キルヒアイスには目もくれずさっさと歩き出した古徒。
ロイエンタールを庇ったことで拓提、キルヒアイスのやり場(chǎng)のない怒りは頂點(diǎn)に達(dá)し、その矛先は後に殘されたロイエンタールに向けられた隧膘。
「これはまた一段と不機(jī)嫌になられたようで……」
當(dāng)のロイエンタールはラインハルトとキルヒアイスのやり取りを見て笑っていた代态。
「ええ寺惫。貴方に會(huì)わなければ、こうも不機(jī)嫌にはならなかったでしょうね」
キルヒアイスの不機(jī)嫌さが面白いと言わんとばかりに蹦疑、口元を緩ませてロイエンタールは続けた西雀。
「まあ、卿が私に敵意を持つのは分からんでもないが……ま歉摧、俺としては形振り構(gòu)わず人のものを取るのは趣味じゃない艇肴。相手から言い寄って來(lái)るぶんには拒まんがな∪拢……しかし再悼、てっきり卿らはそう言う関係かと思っていたが……」
言い寄ってくるぶんとは、どう言う意味だ券盅?まるで帮哈、ラインハルトの方から近づいて行った、みたいな言い方をされてキルヒアイスの怒りが更に増した锰镀。
「そうですよ娘侍。そう言う関係です!ですから要らぬちょっかいは止めて頂きたい」
ロイエンタールは窓枠にもたれて泳炉、腕組をして聞いていた憾筏。
「ちょっかいねえ…」
前髪を指で整えて、遠(yuǎn)ざかるラインハルトの後ろ姿を見ながら花鹅、意味にありげにロイエンタールは言った氧腰。
「私には卿が一方的に、私に敵意を燃やしているとしか思えんがな……まるで駄々をこねる子供のようだ刨肃。それにそう言う関係の割に閣下の腰周りが硬いように見えるが……あの様子では閣下まだ男を知ってはいまい古拴?」
「なっ!……」
ロイエンタールの言葉に真友、図星を突かれたキルヒアイスは思わず絶句した黄痪。
「……図星か……卿はひどく気が長(zhǎng)いな。あの方はそれで満足しているのか盔然?……私なら一瞬で落としてみせるがな……ま桅打、卿では経験不足と言うものか」
ロイエンタールは高らかな笑い聲を殘してその場(chǎng)を去って行った。後に殘されたキルヒアイスは愈案、ただ呆然とするばかりだった挺尾。
そうでしょうとも。私は貴方から見れば子供でしょうよ站绪。まったく……図星ですよ遭铺。まだ私はお預(yù)けをくらったまま最後まで出來(lái)ないでいるのですから……その事がそんなにおかしいですか?変ですか?
キルヒアイスは怒りというか掂僵、悔しいというか航厚、複雑に入り混じった思いでその場(chǎng)から暫く動(dòng)けないでいた。
その日锰蓬、ラインハルトとキルヒアイスは仕事の関係で別々に帰宅する事となった。キルヒアイスが下宿に帰ったのは深夜に近く眯漩、部屋の明かりはすでに消えていた芹扭。居間のソファーへ荷物を置くと、普段ラインハルトが座るソファーを見つめた赦抖。背もたれのところに手を置いて舱卡、ラインハルトの座っている姿を思い浮かべた。
キルヒアイスは晝間のやり取りが队萤、心にずっと引っかかったままでいた轮锥。まさか、ロイエンタール少將が貴方を好きで狙っています要尔。私と違って大人で危険な匂いがするあの男に舍杜、私は貴方が何時(shí)心変わりをするか不安でどうしようもない。だから一刻でも早く確固たる証明が欲しい……などと言う訳にもいかず赵辕。正直既绩、純粋に気持ちを整理すれば斯様な事なのだが、今のキルヒアイスの心は複雑に絡(luò)まっていた还惠。
一年も経つというのに饲握、一向に先に進(jìn)めないのは、何か他に理由があるのではとか蚕键。それが例えば救欧、自分に飽きてロイエンタールなどの大人に興味が湧いたとか。他にも気になる相手がいるのではとか锣光、そもそも同性でこんな関係になった事を後悔しているのではとか……何もかもすべてがキルヒアイスを不安にさせていた笆怠。
キルヒアイスは、急にラインハルトの顔が見たくなって嫉晶、明かりの消されたラインハルトの寢室へと向かった骑疆。枕もとの小さな明かりをつけると、ラインハルトは眠ったまま替废、眩しそうに顔をしかめた箍铭。その様子を見たキルヒアイスは、愛しい想がつのってきて椎镣、そっと額にかかる髪を払うと額にキスをした诈火。
こんなに好きなのに……こんなに愛してるのに、何で想いが通じないんだろうか……なんでこんなに不安になるんだろうか……
「……やめて…」
小さな寢言がラインハルトの口から漏れた状答。
瞬間冷守、キルヒアイスの心に強(qiáng)い疑念が浮かぶ刀崖。
いったい誰(shuí)の夢(mèng)を見てるんだろうか。どんな夢(mèng)なんだろうか拍摇。夢(mèng)は現(xiàn)実を透寫するというが……まさかロイエンタール少將では……キルヒアイスの心に浮かんだ疑念が亮钦、醜い嫉妬心に変わるのは一瞬だった。
……このままのん気に待っていたら充活、本當(dāng)にあの無(wú)節(jié)操男に奪われてしまうんじゃないか……今すぐ蜂莉、ラインハルトさまを征服し我がものとしなければ……
キルヒアイスは著ていた軍服を亂暴に脫いだ。上掛けを剝ぎ取ってラインハルトのパジャマのボタンを外すと混卵、現(xiàn)れたピンク色の小さな乳首を夢(mèng)中で吸った映穗。
目を覚ましたラインハルトが、驚いてキルヒアイスを見る幕随。
「キルヒアイス……蚁滋?」
ラインハルトの問いかけにも一切答えず、キルヒアイスはラインハルトの體を征服しにかかった赘淮。やがて辕录、ラインハルトの口から甘い吐息が漏れ始めた。
「……なんか…変だぞキルヒアイス…ああん…そんな…あっ強(qiáng)引…に……」
一切言葉を発しないまま拥知、キルヒアイスがラインハルトの中心を口に含んだ踏拜。執(zhí)拗に舌先を絡(luò)ませて、ラインハルトを攻めたてる低剔。
「もっと速梗、ゆっくり……んっああ!」
ラインハルトの一番感じやすい所を熟知したキルヒアイスは襟齿、あっけなくラインハルトをいかせた姻锁。體を震わせて余韻に浸るラインハルトをよそに、キルヒアイスはそのままラインハルトの中心から溢れる精液を猜欺、一滴も逃すまいと丹念に舐め続けた位隶。
その舌先は、中心から下へ移動(dòng)し秘孔へと続いた开皿。まだキルヒアイスによって一度しか觸れられた事のないそこは涧黄、ラインハルトを過敏に反応させる。驚いたラインハルトが身をよじり始めたが赋荆、キルヒアイスは逃れることを許さず笋妥、腰を強(qiáng)く摑んでそのまま舐め続けた。
「ちょ…待って窄潭!キルヒアイス」
執(zhí)拗に舐めまわすキルヒアイスに春宣、戸惑ったラインハルトが抗い始める。キルヒアイスはラインハルトの靜止など聞き耳を持たず、ただ執(zhí)拗に攻め続けた月帝。
「だから躏惋、待てって…」
ついに我慢出來(lái)なくなったラインハルトが、體を起こしかけた嚷辅。キルヒアイスは普段見せない怖い顔をして簿姨、起きかけたラインハルトの肩を、強(qiáng)い力でシーツへ押し付けた潦蝇。
ラインハルトはキルヒアイスの思いがけない行動(dòng)に款熬、ただ驚くばかり。
キルヒアイスが無(wú)言で攘乒、ラインハルトの肩を押さえたまま、足の間に手を滑り込ませた惋鹅。その手は则酝、迷うことなく他人を拒む秘孔へとあてがわれた。
「キルヒアイスっやめっ…て…」
何時(shí)もと違うけはいを察したラインハルトは闰集、キルヒアイスの拘束を振り払おうと沽讹、両手をバタつかせてもがいた。キルヒアイスは一旦武鲁、ラインハルトの秘孔から手を離すと爽雄、抗うラインハルトへ馬乗りになって、自分を遠(yuǎn)ざけようとする両手を束ねて封じた沐鼠。
しっかりとラインハルトの両手を封じたまま挚瘟、體をずらしてラインハルトの足の間に膝を差し込んで無(wú)理やり足を開かせると、空いている手を再び秘孔へと伸ばした饲梭。
指がゆっくりとラインハルトの體內(nèi)へ沈められる乘盖。
「痛っ!……どうして……」
ラインハルトは屈辱と憔涉、恐怖の入り混じった表情をしてキルヒアイスを見た订框。
不意に二人の目が重なる。
キルヒアイスは自分を見つめる兜叨、透き通った瞳に涙が浮かんでいるのを見た穿扳。瞬間、ラインハルトを拘束していた手が緩んだ国旷。ラインハルトはすかさず拘束を振りほくと矛物、思いっきりキルヒアイスの頬を叩いた。パチンと派手な音をたてて议街、キルヒアイスの頬が赤く変色していく泽谨。叩かれた音を合図に、動(dòng)きの止まったキルヒアイスは、見る間に體から力が抜けて行き放心狀態(tài)となった吧雹。
ラインハルトはベッドの端に後ずさり骨杂、シーツを引き寄せて自分の裸體を隠すと、怒りに任せた視線をキルヒアイスへと向けた雄卷。
「待つって言ったじゃないか搓蚪!」
ラインハルトの聲に我に返ったキルヒアイスが、負(fù)けじと言い返した丁鹉。
「待ってたけど妒潭、何時(shí)まで経っても許してくれないじゃないですか!本當(dāng)は心の準(zhǔn)備なんてする気がないんでしょ揣钦?」
「なっ雳灾!……」
……実際そうだ。キルヒアイスの言った事は図星だった冯凹。取り敢えず谎亩、最後までしなくても感じる事は出來(lái)たし、性欲はそれなりに満たされていた宇姚。キルヒアイスも別に何も言わないし匈庭、それをいい事に心の準(zhǔn)備をするふりをして、答えを先延ばしにしてごまかし続けてきた浑劳。でも阱持、図星をつかれた挙句、こんな形で強(qiáng)攻策に出られたら魔熏、ラインハルトには反発するしか出來(lái)なかった衷咽。
「そんな……そんなに簡(jiǎn)単に言うなよ!じゃあ道逗、逆にするか兵罢?べつに俺が挿れられなきゃいけない決まりなんてないもんな。キルヒアイスが挿れられる方だっていいじゃないか滓窍!」
……そうだった卖词。ラインハルトさまは女じゃない…だから別に一方的に決めることなんてなかったんだ……それなのに私は、最初から自分は挿れる方だとばっかり思ってた吏夯。自分が挿れられるなんて此蜈、これっぽっちも考えなかった……
キルヒアイスは愕然とした。
「ほら噪生、みろ裆赵。やさしい言葉で、俺が許すまで待つなんてかっこいい事言っておきながら跺嗽、キルヒアイスは俺の事なんて全然考えてなかったじゃないか战授!」
本當(dāng)だ……自分が挿れられる页藻、なんて思ったら、そんな簡(jiǎn)単に許しなんて出せない植兰。もしかしたら私は份帐、自分の気持ちばかり押し付けて、ラインハルトさまの気持ちなんて何にも考えてなかったのかもしれない……酷い事をしてしまった……
愕然としたままキルヒアイスはゆっくりとラインハルトの方を見た楣导。目に涙を浮かべて怒りを放つ废境、ラインハルトの瞳と重なる。その瞳は完全に自分を拒絶しているように思えた筒繁。
「出て行け噩凹!……もう、顔なんて見たくない毡咏!」
キルヒアイスの心に何かが突き刺さった驮宴。
反論の余地なんてない。ましてやいい訳など……心に比例する重い體を引きずって呕缭、キルヒアイスはラインハルトの部屋を後にした幻赚。
ドアを閉めると、余りの情けなさに涙が出てきた臊旭。自分は何と愚かな事をしてしまったのか……きっと、ラインハルトをひどく傷つけてしまった事だろう箩退。キルヒアイスは自分のベッドに突っ伏して离熏、聲もたてずに泣いた。
最低だ……ラインハルトさまが実際に浮気したわけでもないのに戴涝、あんなに疑って……嫉妬して……自分の思うように応えてくれないからって滋戳、無(wú)理やり強(qiáng)要して……昔はもっと自分の気持ちを素直に出せたのに……きっと私の事嫌いになりますよね、ラインハルトさま啥刻。
翌日から二人の行動(dòng)は最悪だった奸鸯。ラインハルトは思いっきりキルヒアイスを避けていたし、キルヒアイス自身も可帽、どう接したらいいか分からなくて娄涩、ラインハルトに近づけないでいた。
こんな時(shí)は映跟、大概會(huì)わなくてもいい人に會(huì)うものだ……キルヒアイスは溜息交じりに蓄拣、軍務(wù)省の廊下を歩いていた。
言い終わらぬ先から努隙、嫌な人影が視界に入った球恤。その人物は、窓枠にもたれて腕組みをしている……さり気ないしぐさが妙に決まっていて荸镊、大人を感じさせる雰囲気……
「……今日は噛み付いてこないのか咽斧?」
悔しくてやり場(chǎng)のない怒りを堪置、思いっきりぶつけたかった。でも张惹、今のキルヒアイスには反論する元?dú)荬工椁胜胜盲皮い俊?/p>
「……不機(jī)嫌というよりは……憔悴しきっている舀锨、と言うべきだな……ラインハルトさまと何かあったとみえる」
キルヒアイスは嫌々ながら足を止めた。ロイエンタールの方を見ぬまま诵叁、窓の外へ視線を移した雁竞。
「貴方には関係のない事です……それとも、私たちの仲が壊れていくのを待ってるんですか」
ロイエンタールは前髪を整えながら拧额、鼻先で笑っていた碑诉。
「これだから子供は……」
いきなり思いつめた表情になって、キルヒアイスはロイエンタールを睨みつけた侥锦。
「どうせ子供です进栽!……それでも貴方には渡さない……絶対に」
キルヒアイスの真剣さなどお構(gòu)いなく、ロイエンタールは小さい溜息を吐きながら頭を振った恭垦。
「……奪ったり押し付けたりするのは快毛、やがて疎まれ拒絶される……子供ってのは年齢の事じゃないさ……ま、がんばってくれ番挺。手に入れるものは唠帝、困難を極めた方が価値が高まるからな」
じゃ。と手を挙げると玄柏、ロイエンタールは歩き出した襟衰。
……そんなこと、あんたに言われなくても分かってる……だから今粪摘、疎まれて拒絶されてるんじゃないか……なら瀑晒、どうしたら良いって言うんだ…それが分かんないから、こんなにも苦しんでるんじゃないか……徘意。
キルヒアイスは再び襲ってきた自己嫌悪に苔悦、憂鬱になって窓の外を見上げた。目に差し込む初夏の日差しが椎咧、自分の心と正反対に晴れわたって青く澄んでいた玖详。
連日ラインハルトは、キルヒアイスを避けるため邑退、しなくてもいい調(diào)べ事をして竹宋、帰宅は深夜の事が多かった。それでも今日は地技、どうあがいてもする仕事がなく蜈七、仕方なく帰宅していた。幸い下宿には明かりはついておらず莫矗、ホッとして久しぶりに居間のソファーへ腰掛けた飒硅。
……あのやさしいキルヒアイスがどうしてあんな事したんだろう……やっぱり砂缩、キルヒアイスのやさしさにかまけて、一年経っても許さなかった俺が悪いんだろうか三娩?……だって庵芭、どう考えたって気持ち悪いに決まってる。どうしてあの頃のままじゃいけないのかな……相手の様子や出方ばっかり窺って雀监、何時(shí)からこんなになったんだろう双吆。前はもっと素直に何でも言い合えたのに……俺たちの関係はそんなに、たった一年ぐらいで壊れるような脆いもんだったのかな……
スタンドの小さな明かりの中会前、深々と腰掛けたラインハルトは目頭に手をやった好乐。
……おかしいな……涙、出て來(lái)た……キルヒアイスは瓦宜、まだ俺の事好きかな……
その時(shí)蔚万、後ろでドアの開く音がした。スタンドの小さな明かりだったので临庇、カーテンに遮られて外から見たら反璃、誰(shuí)もいない様に見えたのだろう。ドアを開けた方も假夺、不意に開けられた方も淮蜈、一瞬硬直した。
「……あっ…すみません…」
キルヒアイスはやっとの思いで言葉を口にし已卷、部屋を出ようとドアを閉めかけた礁芦。
「待て!……キルヒアイス悼尾。待って……」
語(yǔ)尾が弱々しい響きを放って、ラインハルトはソファーの背もたれから肖方、キルヒアイスを振り返り見た闺魏。再びゆっくりドアが開くと、俯いたままのキルヒアイスが入ってきた俯画。そのままドアのところに立って析桥、言葉を発する事も無(wú)くただ俯いていた。
反射的に呼び止めたが艰垂、ラインハルトは話すべき言葉は見當(dāng)たらなかった泡仗。ただ、キルヒアイスが退出を留まった事に安心すると猜憎、ソファーへ深く座り直した娩怎。
思えば、キルヒアイスの姿を見たの隨分久しぶりのような気がする胰柑。少し截亦、痩せたかなとも思った爬泥。自分の知っているキルヒアイスは、包み込むような青い目で崩瓤、自分をいつも見ていてくれた袍啡。もっと、輝いていて却桶、いつもやさしい光に溢れていたような気がした境输。その光に觸れては、凍えたこの心を暖めていたのではなかったかな……あれは何時(shí)のころだっただろうか……
「初めて素肌に觸れたときの事颖系、覚えてるか嗅剖?」
振り向かないままラインハルトは、獨(dú)り言のようにキルヒアイスに語(yǔ)りかけた集晚。
「お互いの溫もりが窗悯、あんなにも幸せだった……全身から溢れるように、幸せだった……」
……そうだった偷拔。あの頃は周りの事なんて何も考えてなくて蒋院、ただ純粋にラインハルトが好きだった。他に何も要らない莲绰、ただラインハルトさまの事が好き欺旧。その気持ちで埋め盡されていた。あの頃の素直な気持ちは何処へ行ったんだろう……それが一番大切な事だったのに蛤签。
キルヒアイスは辞友、ハッとしたように顔を上げた。
「……ラインハルトさま……私は一番大切な事を忘れていました震肮。ラインハルトさまが私をどう思ってるかじゃなくて称龙、自分がどうありたいかが大切なんですよね。まず最初に戳晌、私がラインハルトさまを好きでいる事鲫尊。ラインハルトさまの幸せが私の幸せだと言う事……私が悪かったのです。ラインハルトさまの反応ばかり気になって試したり沦偎、在りもしない事に勝手な憶測(cè)を働かせて疫向、疑心暗鬼になって攻めたりして……一番大切な事を忘れていました」
キルヒアイスは、何か探していた答えを見つけたように豪嚎、ラインハルトの座るソファーの背を見つめた搔驼。
「……キルヒアイス一人が悪いんじゃない。俺だって悪かったんだ侈询。お前が優(yōu)しいばかりに甘えて舌涨、そんなに不安に思ってたなんて気付きもしなかった∪幼郑……ただ単に最後までしたいばっかりで泼菌、答えを急かしてるだけかと思ってた」
ラインハルトはソファーから立ち上がると谍肤、キルヒアイスの方へ向いた。
「俺たちまだ哗伯、壊れるには早過ぎないかな……」
「許してくださるんですか」
キルヒアイスは驚きと荒揣、嬉しさが入り混じったような表情をしていた。
ラインハルトが焊刹、からかう様ないたずらな笑みを浮かべる系任。
「もう、あんな強(qiáng)行策には出ないよな」
「……ラインハルトさま……」
思いっきり苦笑いを浮かべて虐块、キルヒアイスはラインハルトを見つめた俩滥。やがて、その顔から笑みが消えると贺奠、足が自然とラインハルトに向かって歩み出した霜旧。
ラインハルトを抱きしめようとして伸ばしかけた手が止まる。
「……抱きしめてもいいですか」
ラインハルトは答えるのも儡率、もどかしいようにキルヒアイスに抱きついた挂据。
嬉しさに震える手で、キルヒアイスはラインハルトを力強(qiáng)く抱きしめた儿普。そして遠(yuǎn)かったこの數(shù)日間の距離を埋めるように頬をすり合わせた崎逃。
「……キルヒアイス……抱いてくれ」
一瞬キルヒアイスの動(dòng)きが止まる。
「ちゃんと最後まで……」
念を押すように眉孩、ラインハルトが続けた个绍。
「寢室へ行こう……」
ラインハルトは破婆、自分を抱きしめたまま動(dòng)けないでいるキルヒアイスの手を引いて寢室へ向かった币喧。ラインハルトの部屋へ入ると、キルヒアイスの中に數(shù)日前の苦い記憶が蘇って來(lái)て啊送、その事がキルヒアイスを尚更躊躇させた死遭。
ラインハルトはキルヒアイスの躊躇など臆する様子もなく篮洁、キルヒアイスの軍服を脫がせると、さっさと自分の服も脫いでしまった殃姓。
両手でキルヒアイスの顔を引き寄せ、冷たくなっていた互いの心に瓦阐、暖かい空気を送り込むように強(qiáng)引に舌を絡(luò)ませた蜗侈。體をすり寄せ素肌が觸れ合い、互いを伝わる溫もりが睡蟋、隨分久しぶりのように感じられた踏幻。
キルヒアイスは思い出していた。一年前戳杀、こうやって半身素肌をさらしてお互いの想いを伝えた事を该面。忘れかけていた切ない想いが夭苗、キルヒアイスの心に溢れて來(lái)た。
今まで鈍かったキルヒアイスが一変してラインハルトを強(qiáng)く求めた隔缀。
「ラインハルトさま……」
キルヒアイスは両腕に力を込めると题造、ラインハルトを強(qiáng)く抱きしめて、息をするのももどかしい位に舌を絡(luò)ませた猾瘸。ラインハルトをベッドへ押し倒して界赔、白い首筋に顔を埋めた。
ラインハルトは自分の肌に觸れる牵触、キルヒアイスの手や唇の感觸がまるで初めてのような気がしていた淮悼。幾度々なく體を重ねてきたはずなのに、今夜はなぜが新鮮で揽思、その事がラインハルトをひどく感じさせた袜腥。まるで初めてキルヒアイスと関係を持った頃のように、觸れられた先から钉汗、恥じらいや嬉しさや幸せな気持ちが全身を満たしていた羹令。
「キルヒアイス…いきそう…ああっ」
キルヒアイスの舌先で丹念に愛撫されたラインハルトは、キルヒアイスの口の中で果てた儡湾。雙方に特恬、至る先が見えて一瞬の戸惑いが生まれる。
ラインハルトが徐钠、許したように足の力を抜いて癌刽、瞳を固く閉じた。許しが出たもののキルヒアイスは先へ進(jìn)めないで躊躇している尝丐。
「……いいよ显拜、キルヒアイス……」
察したラインハルトの言葉に、キルヒアイスは躊躇いがちにラインハルトの秘孔に觸れた爹袁。瞬間ラインハルトの體が強(qiáng)張る远荠。キルヒアイスはラインハルトの緊張を解くように丹念に愛撫した。
やがて失息、ラインハルトの口から甘い吐息がもれ始めた譬淳。キルヒアイスはラインハルトの様子を窺いながら、指をあてがってみた盹兢。
ラインハルトが眉間に皺を寄せて邻梆、キルヒアイスの腕にしがみついた。ゆっくりと進(jìn)む指の挿入とともに绎秒、ラインハルトは息を吐いて浦妄、全身から力を抜くように神経を集中させた。
「んんっ…」
ラインハルトを傷つけないように、注意を払いながら動(dòng)かしているうちに剂娄、慣れて來(lái)たらしくラインハルトの體の緊張がとけてきた蠢涝。キルヒアイスは、少しでもラインハルトの感じるところを探そうと阅懦、丹念に指を動(dòng)かした和二。
「……ああん…そこ…い……」
ラインハルトの表情に甘美な色が浮かんでいた。
「…ラインハルトさま…いいですか」
快楽に眉を寄せてラインハルトは故黑、熱にうなされて潤(rùn)んだ瞳をキルヒアイスへと向けた儿咱。自分を見つめる青い瞳に合うと小さく頷いた。
「じゃ…キルヒアイスのを…」
ラインハルトは體を起こして场晶、キルヒアイスの中心に手を伸ばした混埠。
「……今されると、いってしまいそうなので…濡らすだけにしてください」
キルヒアイスは恥ずかしそうに诗轻、苦笑いしてそっぽを向いた钳宪。そんなキルヒアイスの様子を見たラインハルトはクスリと笑って、キルヒアイスの中心を扳炬、たっぷりと唾液を満たした口に含んだ吏颖。
それ以上されたらいってしまう、といった表情でキルヒアイスはラインハルトの肩に手をかけた恨樟。そのままシーツへ両手をつかせると半醉、ラインハルトの腰に手を添えた。
ラインハルトの體が強(qiáng)張る劝术。
キルヒアイスはゆっくりラインハルトの秘孔へ自分自身をあてがった缩多。
「ラインハルトさま、力抜いてください……息吐いて…」
ゆっくりと先端が挿入を果たした养晋。
「痛っ…んんっ…」
ラインハルトは苦痛に耐えるようとシーツを握りしめた衬吆。
「力抜いてください…ほら息吐いて…」
その言葉に、ラインハルトは努めて息を吐いた绳泉。瞬間逊抡、キルヒアイスが一気に挿って來(lái)る。
「うっ…くっ…」
予想出來(lái)ない圧迫感に零酪、ラインハルトの聲がくぐもった冒嫡。キルヒアイスは苦しそうなラインハルトの気を少しでも紛らわそうと、ラインハルトの中心へ手を伸ばす四苇。動(dòng)かぬままラインハルトの中心を扱いていると孝凌、意識(shí)が逸れたのか緊張が解れて來(lái)た。
キルヒアイスはゆっくりと動(dòng)き始めた蛔琅。
最初は苦痛以外の何者でもない表情をしていたラインハルトだったが、次第に慣れたのか、甘い吐息を始めた罗售。
「…んああっ……キルヒアイス…いつでもいって…」
初回からいける訳もなく辜窑、キルヒアイスはただラインハルトに負(fù)擔(dān)をかけないように、今回は早々に達(dá)することに努めた寨躁。
「キ…い…ああっ」
だいぶ慣れたようでラインハルトは穆碎、細(xì)い首を仰け反らせて感じていた。
「いってもいいですか」
もう少ししたらラインハルトも一緒にいけるのでは职恳、とキルヒアイスは思った所禀。だが、ラインハルトは頷いて先を促した放钦。
「…いって…」
何度か激しく攻めたてて色徘、キルヒアイスはラインハルトの中で果てた〔儋鳎繋がったままラインハルトの背に覆いかぶさって褂策、抱きしめるように橫になった⊥切迹荒い呼吸が斤寂、二人が折り重なっている場(chǎng)所から、互いへと伝わった揪惦。言い表すことが出來(lái)ない充足感が二人を包んでいた遍搞。
キルヒアイスは汗で張り付いたラインハルトの前髪を払うと、汗の浮いた白い首筋にキスをした器腋。
「申し訳ありません…私だけ…」
ラインハルトは目を閉じたまま溪猿、クスリと笑った。
「馬鹿だな…最初からいける訳ないって」
キルヒアイスは背中から抱きしめたまま蒂培、ラインハルトの耳にキスをした再愈。
「一つ訊いてもいいか?……キルヒアイスは护戳、いったい何に怒ってたんだ翎冲?」
ラインハルトは目を閉じたまま、微笑を浮かべていた媳荒。キルヒアイスは神妙な表情になって抗悍、抱きしめる腕に力を込めた。自分の一人よがりだったと心から詫びて钳枕、素直な気持ちを口にした缴渊。
「多分小さい事の積み重なりで、特にこれと言ったものはなかったのですが……貴方の事を色目で見る人がいたので鱼炒、取られるのでないかと不安になったのです」
ラインハルトは微笑んで衔沼、抱きしめられているキルヒアイスの腕に軽く噛み付いた。まるで、自分を置いて勝手に不安になった事を諌めるように指蚁。キルヒアイスも心の中で謝りながら「痛い」と笑った菩佑。
「……私も訊いてもいいですか?……その…許すのにどうしてこんなに時(shí)間がかかったのです凝化?」
「…それは…気持ち悪そうだったし稍坯、第一痛そうじゃないか。だからキルヒアイスの口からあの言葉を聞いたとき搓劫、正直瞧哟、何考えてんだ信じられないって思った。でも…」
ふてくされたように枪向、ラインハルトはそっぽを向いて頬を赤く染めた勤揩。
「でも?」
キルヒアイスが遣疯、ラインハルトの首筋にキスしながら先を促した雄可。
「……やっぱり痛かったけど……案外…気持ちいいもんなんだなって思った……こんなことなら、もう少し早く許しとけば良かったなと……」
キルヒアイスは苦笑いして缠犀、気の抜けた小さい溜息をついた数苫。結(jié)局自分たちは、また遠(yuǎn)回りをしたなと思いつつ辨液、取り敢えず人よりも回り道はするが虐急、このニブチン相手では仕方のない事かと諦めた。
思いようによっては滔迈、これが自分たちの関係が進(jìn)んでいく証のように思われたし止吁、何よりここ數(shù)日間の辛さに比べれば些細(xì)な事かと気を取り直した。
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やっとここまで來(lái)ました(笑) お互いが告白するのに2年燎悍。Hが出來(lái)るようになるのに1年敬惦。キルヒアイスが夢(mèng)見る「腕の中で気持ち良さそうに喘ぐラインハルトさま」は何時(shí)の事になるのでしょうか? 取り敢えず全4話のうち谈山、3話までお付き合いくださいましてありがとうございました俄删。
次回は最終回 『誓約』 です。